「いま、帰ったぞ。」


「お、じいちゃんお帰りー。遅かったな。店、さっき閉めといたで。」


「あぁ、悪かったな。店番おつかれさん。」




「せや。さっきな、じいちゃんが言ってた二人組みが来とった。」











あ、遅れまして


どうも、こんにちは

ん?こんばんはか?


まぁ、どっちでもええねん




噂の情報屋 冥城 雪くんです








//SLAUGHER★MENS//12,お気に入り









じいちゃんはお店のマスター

俺の好きな煙草はブラック・デス

ちなみに女の子も大好きです


うん、聞いてないとか言わんの

言っちゃ嫌














さっきまで、お店の店番やっていて

でも、お客来なかったから、いい加減飽きて、勝手に店閉めてきました


したら、じいちゃんが丁度よく帰ってきてくれた


あ、手に袋持ってる

なんか食いもん入ってないやろか

腹減ってんねん







「あんなー、じいちゃん。俺、あの二人めっちゃ気にいったわぁ」

「そりゃ、気に入られた方にとっちゃ迷惑な話だな。」

「うわ、何やのそれ。俺、嫌われもんみたいやないの。」



そうだろーが。とあっさり返されました

自分の祖父ながら、口が悪いと思います

あぁ、酷い

いま幾つだったかな

60ちょい?

それにしちゃー、若いと思うで




「まぁ、でも確かに?第一印象がちょっと悪かったかもしれんなぁ。」

「ホントにちょっとかよ。」

「んー。えっとな、戸塚くんと喋ったら話が噛合わんくて、篠崎くんに至っては会話も成り立たんかった。」

「あー、もう最悪だな。お前、最高に嫌われたよ、それ。」

「ほんまにー?ショックやわ。。もっと遊びたいのにー」



てか、それどっちも会話になってねぇだろ。って

そんなツッコミいらんねん、じいちゃん





嗚呼、悲しい

折角、おもろい奴らみっけたと思ったんやけどなー


まぁ、別に嫌われても充分楽しめる奴等だって事は確か

次はいつ会えるんやろ

なんか、さっきはめっちゃ嫌な空気やったしな

とうぶんは店にも来なさそうやし

ぶっちゃけ、名前知っててもその他の情報なんも知らんし

でも、あいつら今頃、警戒してるんやろな

どないする?

俺等の事を知った以上、死んでもらうしかないぜ。とか言ってたら



・・・・・怖い!

めっちゃ怖いわ!!

この歳で死ぬんは嫌やー

せやから、その為にはやっぱり仲良くなるしかないねんな!

うん!わかってるやん、俺!



でもホントどないしようか

住んでるとこ知らんしなぁ・・・・・

じいちゃんは教えてくんなさそうやし


あ。



・・・・・・・・・・学校とか?





「・・・・・・それやッッ!うわ、俺めっちゃ頭エエ!!」

「それ、自分で言ってるあたり、もう頭ヤバイんじゃねぇ?」


60ちょいのジジイがヤバイとか言わんといて!


「なぁ、あの二人の学校何処?!」

「あ?・・・あー・・・・確か、お隣地区の学校だったかな。」

「そこの地区って学校ひとつしかないん?」

「高等はな。」


あの二人はどうみても高校生で間違えないやろ

よっしゃ、決めた


「ちょぉ、明日学校にのりこんで来るわ!」

「不審者で捕まんぞ。」

「あほう。情報屋たるもの、そんくらいどうにでもなんねん!!」

「理屈がわかんねーよ。」

「制服着ればどうにでもなるやろー。」


「・・・・・・あるのか。」

「ない。から、その辺で生徒とっ捕まえて身包み剥ぐつもり。」

「・・・・・・・・・・・」





もういい、好きにしろ。だって

理解のあるじいちゃんで良かったわー


あー、もうどないしよー

めっちゃ楽しみで寝れんかも

いや、寝るけどな

健康第一やねん





























さて、明日は何して遊んであげようか












袋に入っていた、たこ焼きを頬張りながら考えた
























・・・・・やっぱ、たこ焼きは地元の方がええな










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はい、どもー。

大変、ながらくお待たせいたしました。悪戯です。


今回は、ススギ視点〜ギャグ風味〜。

不本意ながら、お味の方は限りなく微妙です。

いや、すんません。

ちょっと、頭弱い子みたいな感じになりましたが、ホントは頭良い子です。

じゃなきゃ、今頃死んでるよ、ススギくん。

頑張れ情報屋。



そして、続きを頼んだ、水無月嬢。_| ̄|○





05/10/06

WrittenBy 悪戯